ポリープとは

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■ポリープとは■

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ポリープとは、

⇒ ポリプともいう。

皮膚や粘膜の表面に、キノコ状に盛り上がるはれもの。米粒大から親指大で、球・楕円・卵形など。炎症性と良性腫瘍(しゅよう)性とがあり、まれに悪性腫瘍に変化する。

茸腫(きのこしゅ)

粘膜などの面から茎をもって突出している新生物を、すべて肉眼的に見てポリープと表現する。

一般に細い茎をもっているので可動性である。

臨床的には、鼻、喉頭(こうとう)、外耳、胃、腸、子宮などにしばしば認められる。

鼻炎が慢性化すると、粘膜が局所的に腫瘤(しゅりゅう)状になり、鼻ポリープ(鼻茸(たけ))とよばれ、外科的に摘除されることが多い。

喉頭にも、炎症性あるいは腫瘤性のポリープを認めることが少なくない。

慢性中耳炎の場合、その肉芽組織が外耳道に突出するが、これは耳ポリープとよばれる。

胃の粘膜には、慢性胃炎に関係した過形成によるポリープ、あるいは腺腫(せんしゅ)を有するポリープが発生する。

また、小腸および大腸には、腺腫性ポリープが多発することがあり、家族性の発生(ある家族に発生が偏ってみられる現象)が濃厚で、種々の合併症を伴うことが知られている。

とくに大腸に発生するものは癌(がん)化が問題になっている。

子宮に発生するポリープは、内膜ポリープと頸管(けいかん)ポリープとがあり、内膜ポリープは子宮内膜増殖症、頸管ポリープは頸管炎との関係が考えられている。

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